2017年9月2日

北アイルランド旅行記その1:アダム・フリューさんを訪ねる

美しい海を思い起こせるコバルトの装飾

9月に入り、イギリスも秋らしい空気が少し感じられるようになってきました。秋の予感を楽しむ前に、夏の旅行記をお届けしたいと思います。日本の両親とともに初めて行ってきた北アイルランド。2編に渡って書きたいと思います。今日は第1編。

アダムさんと棚いっぱいの素敵な作品たち

陶芸をやっている以上、影響を受ける陶芸家、好きな陶芸家の方々は沢山いらっしゃいますが、その中でも私が一番大好きなのが、アダムフリューさん。彼の描く表面のデザインに一目惚れして以来、もう10年。少しずつ彼の作品を買い足しては、我が家でも愛用しています。

デザインも時とともに変化しましたが、その様子を垣間見てこれたのも素敵な記録。彼の最近のデザインは、あの美しい北アイルランドの海に影響を受けてらっしゃるのが、今回の旅で良く分かりました。(それは次の投稿で。)

今まで、展示会等の折で、3回ほどお会いしたことのあるアダムさんと奥さんのキャサリンさん(ガラスアーティスト)ですが、スタジオを訪ねたのはもちろん今回が初めて。ご家族で暖かく迎えてくださりました。では、どうしてそれが可能になったかというと。

地元の素敵な babushka cafe で、アダムさんの作ったお皿でランチ。

実は、今年で結婚10周年の私たち。普段はお祝いとか無縁の2人ですが、せっかくだから何か自分たちのお家に欲しいねえと話していたところ、私のちょっと贅沢なお願いで、アダムさんのムーンジャーと呼ばれる壺はどうかと旦那に相談しました。アダムさんがろくろでムーンジャーを作られる姿も拝見してて、以前から憧れの器の一つでした。でも、そう簡単に買えそうにないお値段なので、憧れのまま10年。そしたら、なんと旦那も同意してくれて、いざアダムさんにご相談の一報を入れてみたところ、私たちのムーンジャーを作ってくださることに!それならばと、さらに考えたのが、それを取りに行く目的も含めて、記念旅行に北アイルランドに行こうかと進展。それならばと、さらにお安くしてくださって、助かりました(笑)。

アダムさんのスタジオ

スタジオを拝見するのは、同業者としていつも興味ありありの私。かなり散らかってるからと、アダムさんは恥ずかしそうでしたが、ちょっとしたデッサンや、棚いっぱいの作品を眺めて、満喫させていただきました。私たちが好きなムーンジャーを選べるよう、ご親切に幾つか作っていただいていて、どれも素敵なものばかり。目移りしましたが、旦那と二人で意見が一致し(良かった!笑)、無事に我が家にたどり着きました。

ラフスケッチをチラ撮り

今回のスタジオ訪問時にもサブリナはもちろん一緒だったので、やっぱりなかなか落ち着かなかったものの、キャサリンさんが子供の遊べるジムにみんなで行くことを提案してくれて、その後、アダムさん一家と一緒に数時間遊びにも行きました。サブリナもおかげで大はしゃぎの中、作品のこと、生活のこと、子育てのことなど、お話もいっぱい聞けて、とても楽しい時間が過ごせました。

我が家にやってきたムーンジャーもキャビネットにぴったり

大切な時間をご一緒していただたアダムさんご一家には本当に感謝しています。ありがとうございました。

アダムさんのサイト、ぜひ覗いてみてください。(→こちら

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